半沢直樹を視聴していた剣道ファン必見!

半沢直樹と剣道

2013年にTBSのドラマで堺雅人さん主演で大ヒットした「半沢直樹」というドラマがありました。

 

このドラマは近年類を見ないヒットを記録してみなさんの記憶にも新しいと思います。
銀行内部の腐敗という巨悪と戦う半沢直樹の戦う姿が、見る人々を爽快な気分にさせたことは間違いなく、
彼が口にする「倍返しだ」は一躍流行語にもなりました。

 

こういった人々の心を鷲掴みにした半沢直樹ですが、その中に多くの剣道シーンが導入されました。

 

半沢直樹を演じた堺雅人さんは、剣道初心者であったそうですが、
熱心な性格から本編では経験者さながらの構えや打ち方を見せています。

 

半沢直樹は慶應義塾大学在学中、剣道部に在籍していたという設定で、
友人らと稽古に打ち込む姿や道場の外でも怒りをぶつける相手に対して、
竹刀に変わるようなものを持って身構えたりしています。

 

こういったことは剣道本来の精神からすれば少々礼節を欠いた表現かもしれませんが、
この剣道の精神が半沢直樹の弱きを助け、強きをくじくといった半沢直樹の性質と重なるようなところがあります。

 

半沢直樹の台詞は非常に長台詞で主演の境雅人さんは、本編の間でのべつまくなしに語り続けるシーンがいくたびもあります。
またそれとは反対に静かに沈思して、長い間思い考えるシーンなども存在します。

 

剣道もまた試合の中で相手と激しく技を繰り出し合うスポーツです。
もともとが戦乱の世を切り抜ける剣術を源流にしているのですから、無理もありません。

 

しかしそういった生死を決するギリギリの技を扱う武道であるからこそ、
深い倫理観や死生観など哲学的な発展をしてきたのだと思います。

 

そして弱きを助け、強きをくじく、半沢直樹の性分は、江戸時代に人を殺す術としてではなく、
人を活かすための活人剣として生まれ変わったことにも相通じるものがあります。

 

剣道を学ぶとは技を学ぶだけでなく、自己を見つめ、自己を改め、相手を尊敬して、闘争心で技を織りなすスポーツであり、
武道であるということができるでしょう。

 

これからも一層日本古来から受け継がれてきた精神の宿った剣道というものを継承・発展させていきたいですね。